ニンニク増し増し油少なめ

保卒が書くブログ

再生①

3月16日から4月3日にかけて入院した。

内容は生体肝移植ドナー。

 

肝臓がドナドナですわドナドナ。

妹が病気しててそれきっかけなのか肝不全になってしまい。

最初は親が候補で検査してたけどやっぱり若い人の肝臓が理想という事で。

 

手術自体は麻酔かかるし怖くないバグを持ってるけど、麻酔が腰だとか点滴針だとか合併症が怖いなと思ってた。

もう入院と手術舐めてたな()

 

入院中のことを書いてみる。

特にICU入ってる間は曜日感覚なくて何やってたかあやふやだけど。

 

◆3/16-18

入院開始。

初めて食べた病院食は不味くはないが味気なくて塩が欲しい。

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病院だから綺麗だろうと思ってたシャワー付き個室、シャワーもトイレも古くて綺麗とは言い難いのが地味にツラい。

 

ドナーとして病気がないか、健康状態見るために沢山検査した。

健康診断みたいなもんって言われたけど静脈エコーやICG(体内に液体の薬を入れ肝臓が分解してくれるか働きを見る)とか健康診断どころじゃなかった…。

1日に5項目くらいの検査があって、慣れない検査に精神的に疲れる。注射とか基本大丈夫なタイプだけど、検査で刺されすぎて嫌になってきたな。あと寝つきが悪く寝不足。

 

18日には疲弊しきって、ICG検査のときに点滴針が上手く入らずグリグリされて、痛みとメンタル崩壊で号泣…。(ここで点滴針が腕の関節ではないと知る)

看護師や色んな人が駆けつけてくれて、そのときに紹介して貰った精神病棟の師長さん。ツラいね、だけじゃなく「ドナーは少なからず迷ったり後悔しながら手術台に乗る」て話聞いて少し楽になった。

手術前日もあって担当してくれる朗らかな女医さんも泣きながら話聞いてくれた。

(移植で腕のある男性の先生もいたからどのポジションの女医さんなのか分からないけど)

 

1度yesと言ってしまえば周りはバタバタと準備し始めて、置いてけぼりな感覚になる。

周りはドナーになることを凄いと言うけど、怖いとかの前に進まなきゃいけない空気感が重たかった。シンジくんの方が大変だろうけどあんな感じ(エヴァ見てない)。

 

まあ泣いてたのも不眠や疲れからだったから、SNSで吐きまくってひとしきり泣いたらスッキリした🌞

時間あれば1日検査無しで休み欲しかった🌞🌞🌞

 

◆3/19

手術当日。

8:30からの手術で待合室みたいなところにワラワラと人が集まる笑

大学病院で朝一からだからか人が多くて少しだけ賑やか。

麻酔がどれくらい痛いのか分からず、女医さんに手を握って貰いながら麻酔科の先生に打ってもらってた。もっとシリアスな雰囲気かと思いきや割りとみんなフランクだったような。

 

マスク付けて数秒で意識が遠くなった。

 

次意識が戻ったときには周りはバタバタ慌ただしく、何より寒くて体が震える。「39度です」て声が聞こえてきた。呼吸器を外されて喉がガサガサする。水が欲しくてずっと「みず…みず…みず…!」と言ってる内にまた意識が遠くなった。

尚、「みず…!」と言ってるときに頭の中でbintrollじらいちゃんが「Waterね?😉」て言ってきて思い出すとめちゃじわる。